バックアップ活用テクニックの思い出――令和になって、あの3冊を取り戻した

 昭和のパソコン少年にとって、パソコン雑誌は単なる情報誌ではありませんでした。本屋で雑誌を手に取り、表紙を眺め、家に帰ってから何度もページをめくる。そこには、当時のパソコン文化や、自分が夢中になっていた世界が詰まっていました。

 私にとって、そんな思い出深い雑誌のひとつが「バックアップ活用テクニック」です。通称「バッ活」。

 今回は、そんなバックアップ活用テクニックとの思い出を振り返ってみたいと思います。

昭和のパソコン少年を夢中にした「バッ活」

 1980年代から1990年代にかけて、パソコンはまだまだ高価な存在でした。今のようにインターネットで検索すれば、すぐに情報が見つかる時代でもありません。パソコンについて知りたければ、雑誌を買って読む。分からないことがあれば、本や雑誌を何度も読み返して調べる。そんな時代でした。

 「バックアップ活用テクニック」は、ゲームの紹介だけではなく、パソコンの仕組みやディスク、プログラムなど、かなりマニアックな内容を扱っていました。パソコンを単なるゲーム機としてではなく、「中身まで理解して楽しむ」という文化を感じられる雑誌だったのです。

パソコンの裏側を知る楽しさ

 当時のパソコン少年にとって、パソコンの中で何が起きているのかを知ることは、とてもワクワクすることでした。プログラムを解析したり、ディスクの構造を調べたり、ツールを使ってデータを扱ったり。現在なら簡単にできることも、当時は雑誌の記事を読みながら、一つひとつ理解していく必要がありました。

 「こんなことまでできるのか!」「パソコンって奥が深いな」

 そんな驚きが、バッ活には詰まっていました。

ベーマガやPiOとは違う魅力

 昭和のパソコン雑誌といえば、「マイコンBASICマガジン」、通称ベーマガも忘れられません。また、工学社の「PiO」も、当時のパソコン少年にとって魅力的な雑誌でした。ベーマガにはプログラムを入力して遊ぶ楽しさがあり、PiOには独特のマニアックな雰囲気がありました。そしてバッ活には、パソコンの仕組みや裏側に踏み込んでいく面白さがありました。

 それぞれ方向性は違いますが、どれも昭和のパソコン文化を支えていた大切な雑誌だったと思います。

令和になってPDF版を手に入れた

バックアップ活用テクニック

 そんなバックアップ活用テクニックも、今では簡単に読むことができなくなりました。ところが令和になり、状況が変わりました。

 なんと、バックアップ活用テクニックをPDF化したものが収録されたDVDを手に入れることができたのです。これは本当に嬉しかったですね。昔の雑誌をデジタルデータとして保存できる。しかも、パソコンだけではなく、タブレットでも読むことができます。何十年も前に発行された雑誌を、令和のデジタル環境で楽しめる。

 まさに「昭和の記憶がデジタルで蘇った」という感覚でした。

PDF版はiPad mini 第5世代で楽しんでいる

 現在、このデジタル化されたバックアップ活用テクニックのPDF版は、iPad mini 第5世代で楽しんでいます。iPad miniのコンパクトなサイズは、こうした昔の雑誌を読むのに意外と相性が良いのです。PDFを表示して、ページをめくるように読み進めていく。気になった記事があれば、画面を拡大して細かい文字や画像を見る。紙の雑誌とは違った楽しみ方ができます。何より面白いのが、昭和のパソコン雑誌を令和のiPadで読んでいるという、この時代を超えた組み合わせです。1980年代のパソコン少年だった自分が、何十年後にはiPad miniを使って当時の雑誌を読んでいる。

 そう考えると、なんだか不思議な気分になります。

さらに、昔持っていた3冊をメルカリで発見!

バックアップ活用テクニック

 ところが、ここで終わりませんでした。ある日、メルカリを眺めていると、なんと昔、自分が所有していたバックアップ活用テクニックの3冊を見つけました。Part 14、Part 18、Part21の3冊です。しかも、比較的安い価格で出品されていました。これはもう、買うしかありません。すぐにポチりました。

 何十年も前に自分が所有していた3冊。それが今、メルカリという令和のフリマサービスを通じて、再び自分の手元に戻ってくる。なんとも不思議な縁を感じます。

 全冊はPDF版で補完していますので全ての号を揃える必要はありません。昔購入した号だけ買えば充分です。 

届いた3冊を手に取った瞬間、記憶が蘇った

 そして届いた3冊を手に取った瞬間、なんとも言えない懐かしさが込み上げてきました。「これだよ、これ!」昔、自分が持っていた雑誌。かつて夢中になってページをめくっていた本。それが何十年という時間を経て、再び自分の手元に戻ってきたのです。表紙を眺めているだけでも、当時の記憶が少しずつ蘇ってきます。

 ページを開けば、昭和のパソコン少年だった頃の自分がそこにいるような感覚です。そして、紙からは、昭和を思い出させる懐かしい香りがしました。

デジタル版と紙の雑誌、両方を楽しめる 

 今の私は、バックアップ活用テクニックを2つのスタイルで楽しんでいます。ひとつは、DVDに収録されたPDF版をiPad mini 第5世代で読む方法。そしてもうひとつは、メルカリで買い戻した昔所有していた3冊の紙の雑誌を手に取って読む方法です。

 デジタル版は、手軽にバックナンバーを楽しめるのが魅力です。iPad miniなら場所も取りません。

 一方、紙の雑誌には、ページの質感や印刷の雰囲気、そして何より「昔、自分が持っていた」という思い出があります。

 どちらにも、それぞれ違った魅力があります。

物を取り戻しただけではない

 今回取り戻したのは、単なる古い雑誌3冊ではありません。そこに詰まっている自分の過去の記憶や、当時のワクワク感まで取り戻したような気がします。PDF版をiPad miniで読めば、令和のスタイルで昭和の情報を楽しめる。紙の3冊を手に取れば、当時の自分が直接よみがえってくる。

 昭和と令和が、古い雑誌とiPad miniによってつながっているような感覚です。

失ってしまったものを、もう一度取り戻す

 昔は、不要になったと思って手放してしまったパソコン雑誌やパソコン関連の資料もありました。しかし、何十年も経った今になって、改めてその価値に気づくことがあります。「あの頃、確かに持っていたな」「また読みたいな」そう思ったものを、今の時代に探してみる。すると、メルカリやオークションなどで、思いがけず再会できることがあります。

 今回のバックアップ活用テクニックも、まさにそんな一冊……いや、3冊でした。

昭和のパソコン文化は、今でも楽しめる

 令和になった今、当時のパソコンを実機で動かしたり、古い雑誌を読み返したりすることができます。昔は当たり前だったものが、今では貴重な資料になっています。そして、それを実際に手に取ったり、デジタル化された資料をiPadで読んだりすることで、当時の文化をより身近に感じることができます。

 バックアップ活用テクニックのPDF版を収録したDVDを手に入れ、iPad mini 第5世代で楽しむ。さらに、昔所有していた3冊をメルカリで買い戻す。結果的に私は、資料だけではなく、昭和のパソコン少年だった頃の思い出まで取り戻すことができました。 これだから、レトロパソコンは面白い。

 古いパソコン本体だけではなく、雑誌や書籍、ソフト、周辺機器まで含めて、当時の記憶が一緒に蘇ってくるのです。何十年も前に失ったと思っていたものが、令和の時代になって再び自分の手元に戻ってくる。しかも、昔の雑誌を現代のデジタル環境で楽しむこともできる。昭和の「バックアップ活用テクニック」を、令和のiPad miniで読む。そして、昔持っていた3冊を紙のまま手元に置く。この組み合わせも、レトロパソコン好きとしては、なかなか面白いものです。

 過去と現在がつながり、昔の自分と今の自分が再びつながったような感覚。バックアップ活用テクニックの3冊は、そんな不思議な体験をさせてくれました。これからも、昔持っていたものや、当時手に入れられなかったものを少しずつ探してみたいと思います。

 昭和のパソコン少年の思い出を、令和の今、もう一度取り戻す。これも私にとっての「PC温故知新」の楽しみ方なのです。