昭和のレトロパソコン、NECのPC-6001mkⅡを修理した(タンタルコンデンサの交換)

PC-6001mkⅡ レトロパソコン

 こんにちは、Kakitetsuです。本日は、昭和のレトロパソコン NECのPC-6001mkⅡを修理した(タンタルコンデンサの交換)お話をします。

 昭和のレトロパソコン NECのPC-6001mkⅡをヤフーオークションで手に入れましたが、案の定壊れていましたので、症例の多いタンタルコンデンサの短絡不良を疑ってみました。
※実際に作業をする際は、個人の責任において行ってください。万が一本体及び人体等に障害が起きても、当方は一切責任を負いませんので、ご理解の上、十分注意して作業を行ってください。

症状は「電源が入らない」

 症状は「電源が入らない」というものです。まあ、ジャンクなので仕方ないといえば仕方ないのですが、このままだとオークションでかかった落札金(ソフト4本付きで9万5千円もかかってしまった)をドブに捨てるようなものになってしまいますので、それだけは避けなくてはなりません。外観も比較的綺麗なので、なんとしてでも蘇らせたくなりました。
 ネットで修理例を探してみたところ、この機種特有の故障としてタンタルコンデンサの短絡により電源が入らなくなるという症状が起きる事例がいくつか挙がっていましたので、まず先にタンタルコンデンサ(16V22μF)の短絡不良を疑います。そして、奇跡が起きることを祈りタンタルコンデンサの交換に挑戦してみることにしました。

タンタルコンデンサの型番は16V22μFというもの

 タンタルコンデンサは型番が16V22μFというものを使用します。保守用として以前せんごくネット通販で入手済みのためその在庫を使うことにしました。
タンタルコンデンサ

交換手順

①本体カバーを外す

 まず、本体を裏返してカバーを固定している6箇所のネジを回し、本体を表向きにに戻してカバーを外します。

②キーボードを外す

 次に、キーボードを固定している6箇所のネジを回してキーボードを外します。キーボードのケーブルは抜かなくても大丈夫です。ホコリや汚れもほとんどなく、綺麗な状態でした。
外したら、邪魔にならないようにキーボードを本体の上に寄せておきます。本体でキーボードを傷つけないようにエアパッキンを敷いてキーボードを置きました。

③交換対象となるタンタルコンデンサの基盤箇所を探す

 キーボードを持ち上げて、お亡くなりになったタンタルコンデンサとご対面です。青色をしています。メインボードに番号が書かれており、C37・C38・C39の箇所のタンタルコンデンサが交換対象になります。極性もプラスのほうには”+”が刻印されていますので間違えることもないでしょう。

④タンタルコンデンサがない状態で電源が入るかどうかの確認 

 タンタルコンデンサを抜いた状態でも電源が入るという情報もありましたので、試しに電源を入れてみたらなんと電源が入りました。ラッキーです。そうなれば、話は早いです。タンタルコンデンサの交換で直ります。電源系統の問題ではなくなります。

⑤古い故障したタンタルコンデンサを取り出す

 ハンダ吸い取りをして、古いタンタルコンデンサを引き抜きます。古いタンタルコンデンサを引き抜いたら、基盤の穴にくっついてるハンダをハンダ吸い取りをしてきれいに取ります。3本全て引き抜けばOKです。
 
 
 古いタンタルコンデンサを引き抜いたあとは、極性に気をつけて新しいタンタルコンデンサをC37・C38・C39の箇所にハンダ付けすればOKです。
※タンタルコンデンサには極性があり長いほうがプラスになりますので、取り付けの際はプラスマイナスを間違えないようにして下さい。
 タンタルコンデンサの交換後はキーボードを戻してねじ止めをし、スピーカーケーブルをつないでカバーを戻します。カバーのネジ止めをして交換作業完了です。

タンタルコンデンサ交換後の動作確認

 コンポジット出力で試します。スイッチオンでメニューが無事表示されました。赤みとかもなく、コンポジット特有の適度なにじみが出ていて味があります。

 こちらはRGB出力です。自作のアナログ変換ケーブルを使用してアナログディスプレイに出力しました。筆者は、15Khz対応で古いレトロパソコンでも画面出力が出来る貴重な三菱製ディスプレイを使用しています。スイッチオンでメニューが無事表示されました。コンポジットよりも綺麗に出力が可能です。赤みとかもなく、きちんと表示されました。
 キーボードの打鍵が確認出来ました。この機種特有の故障としてはほかにキーボード不良もありますが、キーボードは問題ありませんでした。スピーカーからのサウンドは最初音が出なかったのですが、何度かボリュームをいじっていたら音が出るようになりました。
 修理にかかった時間は1時間くらいでした。見事なラッキージャンクでした。
 

カセットテープのゲームを動作テスト

 
  データレコーダーをつないで「麻雀秘伝」をロードしてみました。問題ありませんでした。

まとめ

 見事なラッキージャンクでした。無事直すことが出来てよかったです。過去にジャンクで買ったシルバーカラーのモデルが1台あるのですが、こちらは古いタンタルコンデンサのままで奇跡的に電源が入ります。せっかく交換に成功しましたので、今後に備えて交換しておこうと思います。

Kakitetsu
Kakitetsu

ジャンクは直ればラッキーです。今回、ジャンクのおいしいところをガッツリ頂けました。

・レトロパソコン PC-6001mkⅡの電源が入らない症状は、タンタルコンデンサ交換で直る

プロフィール
この記事を書いた人

東証プライム上場企業で働く精神障害2級の障害者。Apple製品がきっかけでガジェット沼にハマる。特にASUSとAppleの製品を好んで愛用。

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